環境カウンセラーとは

環境カウンセラーとは、市民活動や事業活動の中での環境保全に関する専門的知識や豊富な経験を有し、その知見や経験に基づき市民やNGO、事業者などの環境保全活動に対する助言など(=環境カウンセリング)を行う人材として、環境省の行う審査を経て登録された人です。

事業者を対象とした環境カウンセリン グを行う「事業者部門」と市民や市民団体を対象とした環境カウンセリングを行う「市民部門」に区分されています。
また、多くの環境カウンセラーが、環境カウンセリングを行うだけでなく、自ら積極的に環境保全活動を行ったり、市民、事業者、行政の間のパートナーシップ作りを行うなど、様々な活動を行っています。

環境カウンセラーの役割

環境カウンセラーの役割は、自らの経験を生かして積極的に環境保全活動に取組み、地域の環境パートナーシップの形成等に寄与していくことにあります。
具体的な活動内容としては、次のようなものが考えられます。

事業者部門

事業者からの環境保全の具体的な対策、環境活動評価プログラムなどに関する相談に対する助言

市民部門

市民、市民団体などからの環境問題、環境保全活動、組織運営等に関する相談に対する助言、環境学習講座の講師

環境カウンセラーになるためには

環境カウンセラーになるためには、経歴等を記載した申請書及び指定されたテーマに沿った論文による書面審査、そして面接審査に合格することが必要です。
面接審査に合格された方は、環境大臣から「環境カウンセラー登録証」が交付されます。なお、登録期間は3年間です。
環境カウンセラー登録制度とは、「環境カウンセラー登録制度実施規程」 (平成8年環境庁告示第54号)に基づき、環境省が実施している登録制度です。
市民活動や事業活動の中での環境保全に関する取組について豊富な実績や経験 を有する等一定の要件を備える者について、申請に基づき審査を行い「環境カウンセラー登録簿」に登録します。
その登録簿はインターネットを通じて広く一般に公表され、環境保全に関する取組や活動を行おうとしている各主体に対して、環境カウンセラーの連絡先や専門分野などの情報が提供されることになります。

環境カウンセラーになるためには,環境省が実施する審査を経て「環境カウンセラー登録簿」に登録されることが必要です。

  • 申請
    毎年9月1日~9月30日
  • 書面審査
    (申請書及び指定されたテーマによる論文)
     → 審査結果通知 12月末予定
  • 面接審査
    (面 接 [東京・大阪において実施予定] )
     → 審査結果通知 3月末予定
  • 登録
    4月~
  • 活動
    4月~

環境カウンセラーになるためには,以下のような実績や経歴,経験のいずれかが必要になります。

事業者部門

  1. 公害防止や環境管理に関する部門に所属した経歴や,事業者に対する環境保全のための具体的な取り組み,計画づくり等の相談に対する助言を行った実績を10年以上有すること。
  2. 公害防止や環境管理に関する部門に所属した経歴や,事業者に対する環境保全のための具体的な取り組み,計画づくり等の相談に対する助言を行った実績を5年以上有すると共に,技術士(環境及び衛生工学部門),公害防止管理者(取得分野2種類以上),ISO14001審査員の資格を有すること。
  3. 地方公共団体等の委嘱による環境アドバイザー等としての活動経験を3年以上有すること。

市民部門

  1. 地域の環境保全活動に積極的に関わった経験(例えば自然観察指導員等として市民等を対象とした環境学習講座,自然観察会等の運営や講師の経験)を相当年数(5年以上)有すること。
  2. 市民団体,各種教育機関,地方公共団体等で環境保全に携わった経験を相当年数(5年以上)有すること。
  3. 地方公共団体等の委嘱による環境アドバイザー等としての活動経験を3年以上有すること。

環境カウンセラーに相談する

環境カウンセラーは活動の分野と活動実績が公表されています。下記ホ-ムペ-ジには環境カウンセラーの氏名,連絡先,専門分野,活動実績等が掲載されています。
環境カウンセラー登録者検索ページを活用して,ニーズにあった環境カウンセラーを探し,記載されている連絡先にご連絡下さい。

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